O.S.

機械職・船舶エンジンの整備組立

長崎の工業を牽引する、歴史ある企業に勤める誇り

当社の主幹事業であるディーゼルエンジンに関して、機械職・船舶エンジンの整備や組立に携わっています。
機械部門では、部品の製作やエンジン部品の修正加工などが主な業務です。また、船舶エンジンを分解し、必要な整備を行い、また組み立てる一連の業務を担当しています。長崎の重工業を牽引してきた当社に根付く「ものづくりの誇り」を日々感じながら、細心の注意と責任をもって業務にあたっています。

「高品質なサービスの提供」の実現は、社内融和から

まだまだ入社して日も浅い私にとって、日々の勤務こそ勉強の場です。知識や経験の不足から、不安になってしまうこともあります。そんなとき、頼りになるたくさんの先輩方が、絶妙なタイミングで私に声をかけてくれるのです。「何か困っていることはないか?」この一言に何度胸をなでおろしたことでしょう。

先輩方のアドバイスのおかげで、疑問に思ったことや、迷ったことなどを即時解決し、業務に反映することができる強みは、「社内融和」の精神さながらだと実感しています。経験豊富な先輩方が培ってきた知識やスキルを、惜しみなく私に授けてくれる“和”の心。これこそ、お客様のニーズにお応えする高い品質を保つための礎であると考えます。なぜならば、品質は一朝一夕に作られるものではないからです。当社の長い歴史の中で、脈々と引き継がれてきた職人の“和”の心が、現代のエンジニアに継承され、絶大な信頼となって「ものづくりの誇り」として繋がれてきたのです。

このように承継された教えを一日も早く自身の糧とし、スキルアップを図りたいと精進しています。先輩方の大きな背中に追いつくためにも、学びに終わりはありません。

A.Y.

船舶整備

目標高く志をもって。目指すは整備のプロフェッショナル。

当社の取り扱う事業のうち、私の担当する業務は船舶の整備です。一言に整備といっても、「無検・中検・定検」の3部門に分かれています。これらの各フェーズで、分解・整備・復旧の流れで行われる業務を担当して○年。経験を積むごとに、心地よい緊張感の中、責任をもって業務にあたっています。先輩や同僚にも恵まれ、風通しの良い環境で目指すのは、船舶整備のプロフェッショナル。研鑽の毎日です。

勉強会や研修会への積極的な参加で、学ぶ意欲を満たされる喜び。

私の業務で欠かせない計測の作業。正確さに加えて、ある程度のスピード感も求められるシビアな現場です。
入社したての私は、計測作業のノウハウもありませんし、何から手を付けていいのかも分かりませんでした。丁寧に指導してくれる先輩方の存在は、とてもありがたかったのですが、いつも心のどこかに「忙しい中、私のために時間を割いてもらって申し訳ない」という気持ちがありました。そんなとき、計測に関する勉強会の開催があることを知り、私はぜひ参加したいと一念発起。上司へ申し出ると「しっかり学んで来るんだよ」と、快く送り出してくれました。

計測の基礎から学ぶ機会を得た勉強会には、私の求める知識が溢れていました。同じような志を持つエンジニア仲間が集う中、学ぶ喜びに満ち、得も言われぬ充足感に包まれたことを覚えています。この勉強会への参加が起爆剤となり、学びへの意欲が増幅した私は、仕事の合間を縫って、計測の練習を重ねる楽しみを覚えました。「今日も頑張っているね」と、先輩方からかけられる温かい言葉が、私をさらに奮い立たせてくれました。今では自信を持って計測作業にかかる私の次の目標は、この技術を次の世代に繋げていくこと。学ばせてもらった成果で、会社に寄与できるエンジニアになりたいと思います。

H.S.

船舶用部品・工具類の製作・削正

上司を困らせるほどの不器用さを払拭したい!

自虐的に聞こえるかもしれませんが、私にはセンスがありません。それは、私の手元を見た上司が、あまりの不器用さに呆れてしまうほどです。未経験で入社した当時の私が配属されたのは、旋盤を用いて、船に取り付ける部品や工具類を製作したり、削正する部署。機械加工の細かな作業が必要となる業務で、手元のおぼつかない私は不安に苛まれました。

巨大船舶をつかさどる細かな作業。重ねた努力がものをいう。

初めて旋盤に触れた日から、付きっきりで私に指導してくれた上司。しかし、その厚意に応えることもできず、何度同じ作業を繰り返しても、一向にうまくなりません。嘆息気味の私に「初めから完璧にできる人間なんかいないんだから」と諦めずに寄り添ってくれる上司の温もりに「一日も早く、戦力になるんだ!」とひたむきに旋盤に向かいました。

上司のアドバイスに忠実に努力を重ねた結果が報われたのは、恥ずかしながら、ごく最近ではないでしょうか。「一人でやってみなよ」と言われたあの日、私の心の雲が晴れたような気がしました。「今日からようやく恩返しができる」と胸がいっぱいになり、涙をこらえることができませんでした。それほど、不器用な私にとって、日々繰り返した練習はつらい試練でしたが、上司からの一言で一歩を踏み出すことができたのです。

このように、エンジニアとしては致命的に不器用な私ですが、積み重ねた努力は必ず結果として現れます。さじを投げず私を励まし続けてくれた上司、そして温かく見守ってくれた先輩方、同僚。皆さんのおかげで今日の私があると感謝の気持ちでいっぱいです。私の手に染み付いた技術は、こうした厚情の結晶なのです。

仲間を信じ、和を大切にする風土。これからは私がこの担い手となり、後輩への良き手本となるべく、歩みを進めていこうと決心しています。

T.T.

原子力発電所の非常用ディーゼル整備・点検

防災・環境に対する保全。揺るぎない安全性を求めて。

決して忘れることのできない出来事が、誰しも脳裏にあることだと思います。2011年3月11日。あの日、日本の原子力の安全神話は音を立てて崩れ落ちました。東日本大震災-巨大な津波によって、福島第一原子力発電所事故が発生し、今でもその爪痕は消えず、人々の苦しみも癒えることはありません。
ディーゼルエンジンを取り扱うキョウワエンジニアリングの事業の中でも、私が所属しているのは、主に原子力発電所の非常用ディーゼル発電機を整備・点検する部署です。私はその責任者として、安全性の追求に勤しんでいます。原子力発電所において、絶対的な安全の確保こそ第一使命であり、これに優るものは存在しません。先の震災の教訓を部署内で共有し「我々が最後の砦となり、安全を守る」という気持ちで妥協を許さず、日々の業務にあたっているのです。

掻き立てられるチャレンジ精神がビジョンを生み出す。

原子力の業務以外にも、陸上施設のディーゼル発電機や非常用ディーゼル発電機整備・点検の他、各地で舶用機関整備も担当していますが、様々な業務を手がけるにあたって、不安はもちろんあります。しかしながら、それをも凌ぐ「チャレンジ大歓迎!」という社風が、私を後押ししてくれました。業務や方向性に選択肢を与えてもらい、そのフォローまでしてくれる体制があるからこそ、新しいことへ挑戦する意欲も湧いてくるのです。このエネルギーを自覚するときこそ、受け継がれてきた志に、真価を感じる瞬間です。

今、私は5年後、10年後の自身を思い描くことでワクワクしています。若い人材と手を取り合って「次世代へ繋げる仕事」を具現化していきたいと願っています。

O.K.

原子力発電所の非常用ディーゼル整備・点検

本社との距離感を感じさせないコミュニケーション力。

キョウワエンジニアリングは、長崎の他に島根県松江市にも営業所があります。その島根営業所において、原子力発電所の非常用ディーゼルエンジンをメンテナンスする業務に就いて4年目。安全性の確保に注力しながら、学びを重ねる毎日です。

他にも、長崎、大分、愛媛、鳥取で舶用機関整備の業務にもあたります。各地を飛び回る業務だからこそ常々心がけているのが、コミュニケーションです。「物理的な距離感が、気持ちの距離に比例してはいけない」との思いで、本社との連携を大切にしてきました。社内のネット環境にも恵まれているので、細かな伝達や報告が可能であり、レスポンス即時性の実現にも感謝しています。そのおかげで、本社に赴く機会がなくとも、旧知の仲のような気持ちでみんなと情報を共有でき、心を合わせて仕事ができている実感があります。

技術を磨く。その力は全国の原発の安全確保のために。

言うまでもなく、原子力発電所の稼働は安全面を最も重要視します。その業務に携わる私に課せられた使命は、日々の業務に必要な技術の研鑽です。私たちエンジニア一人一人が、このような想いを積むことで、必ず大きなセーフティネットの力になると信じています。そして、それが技術革新に繋がり、ひいては日本の原子力発電を支える力になっていくと考えているのです。

私には未熟な部分が多々あります。しかし、地道に技術を磨いていくことで、確実にステップアップしていると自負しています。この積み重ねを怠ることなく、一歩一歩成長しながら、いつか日本全国の原子力発電所を守る仕事をするのが私の夢です。本社と一体になって、島根営業所のリーダーとなれるように、技術と同時に人間力も身につけたいです。

U.K.

原子力発電所の非常用ディーゼル整備・点検

右も左もわからない新人だからこその強み。

「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」「おはよう、頑張ろうな!」キョウワエンジニアリングに入社して、わずか1年半。まったくの素人の私に、懇切丁寧な指導を重ねてくれる多くの先輩方との挨拶から、私の一日が始まります。

わからないことへの不安に押しつぶされそうになったのは、生まれて初めてでした。私が配属されたのは原子力発電所の非常用ディーゼルエンジンの整備をする部署です。「とにかく早く覚えなくちゃ…」その焦りが、更なる不安をよびます。悪循環に陥る私は、ある先輩の一言で目が覚めました。「新人だからこその強みがあるだろう?何でも質問できるってことだよ」-わからないことがあって当然。それを「わかった!」に変えていけばいい。良い意味で開き直った私は、内にこもりがちだった気持ちから、積極的に関わりを持つ姿勢を心がけました。この小さなきっかけが、自分自身を大きく変える好機となったことは言うまでもありません。

いつかは後輩に頼られるような人材になるために。

優しく丁寧に指導してくれる先輩方への感謝は募るばかりですが、私もいつかは後輩を持つ立場になります。近い将来、私が享受している知識や技術を、温かみのある指導で伝えていくことが私の次の目標になりました。私が感じる働きやすさは、先輩方が創り上げた会社の歴史にあると思います。仲間を愛し、共に歩む心が私を支えてくれたのです。

これからも技術は進んでいくでしょうし、新たなシステムの導入も図られることだと思います。そんなときでも臆することなく、新しいことに果敢に挑戦していきたいです。そしていつかは、あの日「わかった!」と喜んだ自身と後輩の姿を重ね、彼らを導けるような人材になりたいと願っています。